その4 住民の意識が美しい街をつくる。

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その4
さて、後世に向け、私達はあの頃の美しかった日本の原風景の『再構築』をして行く大きな責任があります。場所に是非、行ってみたい、或いは是非、住んでみたい』と思って頂ける様な「意識改革」や「実行力」が必要となってくると思います。春夏秋冬、様々な恵みを育んでくれる豊かな自然があってこその農業であり、自然の摂理や働きを無くしては農家も里山も立ちいかないのであります。
『里山風景』とは、その様な素晴らしい自然環境の中にあってこそ、生き生きと感じられるのであり、私達日本人の残すべき素晴らしい財産で有ると私は思うのです。勿論、一軒一軒の家の集合体だけで、あの様な美しい里山風景が構築されてきたのではありません。長い時間と共に、自然と共生しながら人と暮らしの営みが美しい里山の風景を創ってきたのです。
昨今、何も里山に限った事ではないのだが、建売住宅等が最も多く集まるミニコミニティタウン等を見ると、ここの住民で在ろう若い人達の共通する「住宅に対する趣向」等を推測すると、『自分の家である、だから家の「色や形」等は自由で良いはず、それが個性と言うもの!』等と思っているのかもしれません。しかし、私は『個性と言うもの』を少し履き違えている様に思うのです。何故なら、一人一人が個性を主張すれば、『個性と個性』が集合して出来るミニコミニティタウンと言う事になり、ある意味、個性同士が干渉し合うと言う事も起こってしまい、結果的には、様々なデザインが寄せ集まっても決して美しい街並みには、中々なりにくいと言う事であります。個性も尊重しなければなりませんが、この様なミニコミニティタウンの場合は、大きな枠組みの中に、住民同士の共生や社会性が大きな枠組みとなるのではないでしょうか。
その5に続く


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