その2 里山風景も風前の灯火!

掲載


その2
今の日本は、国の施策である一極集中と言う都市化の波に、中心部は益々人が増え続け、反面、地方の町や村の里山を含む中山間部では若者の流出により益々疲弊し更に過疎化が進んでいる。その為か、且つての、美しかった日本の原風景である里山風景などが惜しげも無く古い民家や蔵等が壊され、価値や歴史性の何もない建売住宅に変貌し続けており、国の手助けが無い限り歯止めのすべもなく残念な状況が続くのです。その要因の一つが、我が国共通の大きな課題である『地方に於ける農林業の衰退』であると思います。つまり『農林業の近代化に向けた様々な意味での“淘汰”と言う大きな曲がり角』に来ていると思うのです。
日本の産業構造の殆どが20世紀中頃から今日にかけ、情報技術やデジタル革命が進み、社会は農業から工業中心へと変化し、労働者階級が生まれ、首都圏を中心に都市部への集中が、主に農業就労家族の次男、三男達が高い収入と引き換えに美しい故郷を捨て離農し都市部に移り住んで行ったそのツケが、地方に於ける農業就労者不足と言う形で表面化してきたのです。
農業は自然を相手に行う非常に大変な仕事で在り、これ以上、離農者が増え続けると且つては肥沃だったその土地も痩せ細り周辺の自然や暮らしにまで変化、そして里山の風景を保ってきた住環境までもが、ハウスメーカー等による規格型工業生産品のカタログハウスの家並が建ち並ぶ、何とも陳腐な田園風景に代わってしまったのです。

その3に続く



参考サイト:
一覧へ戻る


お問合せ窓口
お問合せ窓口