Part4 「先に間取りありき」の考え方は如何なものか?

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Part4
 一方、「先に間取りありき」で全てを決めてしまおうとする設計施工会社や建売住宅メーカー等の『家づくり』は、土地利用計画上の観点から結果論として全体配置計画を見ると多くの問題点を見つける事が出来ます。例えば、「朝日の差さない家」「南の陽が差さず、冬、寒い家」「北風が抜けず室内空気が淀み夏、暑い家」「敷地の南面、或いは東面に屋根付き車庫を設けた事により太陽の恩恵が届かない家」「西日を避ける為か?西面壁に一つも窓の無い家」「隣とのプライバシー上の配慮が欠ける家」「屋根形状や屋根の向きの配慮不足で冬期間の雪が解けない家」「屋根からの落雪処理に困る家」等々、拾い上げればきりがありません。これらは正にPart3で示したランドスケープデザインをベースとするサイトプランニングの明らかなスタディ不足で在り、その考え方が殆ど反映されていない事が分かります。もし、今から家を建てたいと考えている人がいれば、是非一度、先述の観点で建売住宅団地等をご覧頂ければ、私の言わんとする事が良く理解出来ると思いますし、又、その街並みも、住宅メーカーの『これ見よがし』的な展示会場の様であり、街並みを構成する外観上も整合性が取れておらず、とても”ちぐはぐ”な感じは否めません。そこに違和感を感じるのは私だけではないと思います。これは正に、設計施工会社や建売住宅メーカー等の設計段階に於ける敷地周辺の環境等に於ける様々な地勢や環境等の調査を細かく捉えていない事から起こるスタディ不足なのではと思うのです。以上
令和7年9月13日 石田




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