私の視点、ものの捉え方・考え方ーPart 1

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■私の視点
ものの捉え方・考え方―Part-1
建築設計を進める上で、司馬遼太郎的思考で建築づくりを学ぼうとする者、と藤沢周平的思考にて建築づくりを学ぼうとする者、若しくは、吉田五十八的思考で建築づくりを学ぼうとする者、村野藤吾的思考で建築づくりを学ぼうとする者、等々、幾通りかある様に思います。 先ず、司馬遼太郎的思考で建築づくりを学ぼうとする人達は、まぎれもなく有名な建築家の考え方や作品等から学んで行くのであろうし、藤沢周平的思考で建築づくりを考える人達は、名もなき建築家や施工者の造った建築の中から雰囲気や気配等が何処とはなく好きだったり気になったりする様な建築等から学んで行くのであろう。他方、吉田五十八的思考で建築づくりを考える人達は、様々な数値やデータ等の根拠等から論理的に説明のできる建築づくり、つまり、形式知的思考で学んで行くであろうし、村野藤吾的思考で建築を学ぼうとする者は、経験やその人の持っている感性、勘などで構成されている為に、その仕事や方法を論理的に説明できない様な、つまり暗黙知的思考で学んでいくのかも知れません。 さて、この辺で、私自身が今までの建築の設計を通して、その視点や捉え方、或いは考え方等をどうしてきたのかを、少しづつ振り返ってみようと思います。 Part 2 に続く





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