日本人の自然観:自然との共生と対話  


日本人の自然観:自然との共生と対話
古くから自然の中で、何処に居場所を見つけ、どう自然と向き合うか、と言う一つの答えとして、人が住まう為の建築が先史時代の縄文竪穴住居から始まり古代、中世、近世、近代と言う各時代の住まい方などの返還により様々な変革が行われてきた経緯があります。
特に中世期の貴族社会、近世期の武家社会における建築は雨戸や障子などにより外部の自然環境に緩やかに折り合いをつけながら、美しく豊かな生活環境を作りこんでできました。
その様な私たち日本人は世界に誇れる一つの独自性であろう。
やはり、私達の祖先である定住農耕民族の日本人は、自然と対峙するのではなく自然と共に共生していかなければならなかった必然性が、逆に自然に対する日本人の感性として、農耕を通しての生きる歓びと四季折々に咲き誇る草花の織りなす情景などを和歌に託したり、と様々な多様な文化を創ってきたものと思います。
当時の庶民の暮らしかた文化、そして平安期に於ける貴族文化、或いは近世期には武家文化や庶民文化などが盛んになってきました。
自然との共生や対話等を通して培われた日本人としての独自な自然観などが、今を生きる私たち日本人の感性にDNAとして永く豊かに受け継がれているのである。
その事を意識しようがしまいが、しかし私たちの身体の中に、ずっと燻っているのかもしれません。



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